初めて不動産売買をする際は、手続きや必要な書類でどうしても頭がいっぱいになってしまうのではないでしょうか。
その中でも、税金のような「支出面」については、全く理解ができていないという方も多いかもしれません。
そこで、今回は不動産売買で発生する仲介手数料について解説します。
□不動産売買で発生する仲介手数料とは
そもそも仲介手数料とは何かについて解説します。
仲介手数料とは、不動産会社に支払う不動産売買成立に対する成功報酬を指します。
不動産売却をする方法の中には、不動産会社に売り主と買い主の仲介をしてもらう方法があります。
その方法を活用して、売買契約が成立した際に、売り主は不動産会社に成功報酬を支払う必要があり、それが仲介手数料にあたります。
そのため、契約が成立した場合には仲介手数料を支払う必要がありますが、成立しなかった場合には仲介手数料を支払う必要はありません。
また、仲介手数料の額は、不動産会社が設定することが一般的ですが、宅地建物取引業法で仲介手数料の上限額が定められているため、それより上の額を請求されることはありません。
□仲介手数料を安くすることは可能か
上記で、仲介手数料は上限が定められていることをご紹介しましたが、上限額をそのまま請求されることが一般的であることを把握しておきましょう。
そのような中で、仲介手数料を少しでも抑えることは可能でしょうか。
以下で、仲介手数料が安くなるケースを3つご紹介します。
*仲介手数料が安くなる特殊なケース
1つ目は、不動産会社が仲介手数料を削減してまでも仲介したい物件を扱う場合です。
2つ目は、不動産会社が、売り主ではなく買取業者から仲介手数料を受け取っている場合です。
3つ目は、買い主が募っていて、不動産売却の決断を促したい場合です。
また、上記でご紹介したケース以外にも、仲介手数料に割引がきくことがあります。
ただ、仲介手数料に割引がきくのは、「賃貸」または「買い主向け」のものが多いです。
例えば、不動産会社が仲介している不動産がなかなか売れない際に、買い主を集るために、買い主向けに仲介手数料の割引が用意されることが多いです。
そのため、売り主側は、前提として仲介手数料は上限額を用意しておいて、仲介手数料の割引があるかどうか確認することがおすすめです。
□まとめ
今回は、不動産売却で発生する仲介手数料についてご紹介しました。
仲介手数料とは、不動産会社に支払う不動産売買の契約が成立した際に支払う成功報酬です。
また、仲介手数料は基本的に上限額を請求されるため、少しでも仲介手数料を抑えたい場合は、安くできるケースであるかどうかを確認することをおすすめします。